その肘の痛み、テニス肘かもしれません
2026年09月4日
原因は肘だけではありません
「物を持ち上げると肘の外側が痛い」
「タオルを絞る動作がつらい」
「湿布を貼って休んでいるけれど、なかなか良くならない」
このような症状がある場合は、テニス肘(上腕骨外側上顆炎)かもしれません。
テニスをしていなくても起こります。
「テニス肘」という名前ですが、テニスをしている人だけに起こるものではありません。
手首や指を繰り返し使うことで、肘の外側に付着する筋肉や腱に負担がかかり、
痛みが出ることがあります。
特に、
- 重い物やフライパンを持つ
- タオルや雑巾を絞る
- ペットボトルのふたを開ける
- パソコンのマウスを操作する
- 子どもを抱き上げる
- テニスやバドミントンなどでラケットを振る
このような動作で痛みを感じることが多く、仕事や家事で手をよく使う方にもみられます。
どうして肘の外側が痛くなるの?
手首や指を動かす筋肉の多くは、肘の外側につながっています。
物をつかんだり、手首を反らしたりする動作を繰り返すと、
筋肉の付け根に負担が集中します。
その状態が続くことで、腱が傷み、肘の外側から前腕に
かけて痛みが出ると考えられています。
痛みが強くなると、コップを持つ、ドアノブを回すといった
日常の小さな動作でも痛みを感じるようになります。
原因は肘だけとは限りません!
痛みが出ている場所は肘ですが、肘だけに原因があるとは限りません。
手首や指の使い過ぎに加えて、
- 前腕の筋肉の緊張
- 手首や肘の動きの悪さ
- 肩甲骨や肩関節の動きの低下
- 猫背などによる姿勢の崩れ
- スポーツや仕事での身体の使い方
などが関係していることもあります。
肩や肩甲骨がうまく動かないと、その分を肘や手首で補おうとするため、
肘の外側に負担が集中しやすくなります。
そのため、痛みのある部分だけでなく、手首・肘・肩・肩甲骨まで
確認することが大切です。
安静にしても繰り返してしまう理由
使う量を減らすことで、一時的に痛みが軽くなることはあります。
しかし、筋肉の硬さや関節の動き、身体の使い方が変わっていないと、
仕事やスポーツを再開したときに再び痛みが出てしまうことがあります。
また、日常生活では手をまったく使わずに過ごすことは難しいため、
「休んでいるつもりでも負担が続いている」というケースも少なくありません。
大切なのは、単に休ませるだけではなく、
どの動作で、どこに負担が集中しているのかを確認することです。
当院での施術について
当院では、肘の痛みが出ている部分だけをみるのではなく、
手首や前腕、肩関節、肩甲骨の動きなども確認します。
症状や身体の状態に合わせて、
- 筋肉や関節の動きを整える施術
- ハイボルテージなどの電気治療
- 鍼治療
- 日常生活やスポーツでの身体の使い方の改善
などを組み合わせ、肘にかかっている負担の軽減を目指します。
特に痛みが長引いている方や、早く仕事・スポーツへ復帰したい方には、
鍼治療を行うこともあります。
なかなか良くならない肘の痛みはご相談ください。
テニス肘は、痛みを我慢しながら使い続けることで、症状が長引くことがあります。
「そのうち良くなると思っていたけれど、何か月も痛い」
「湿布やサポーターを使っても変わらない」
「仕事やスポーツを休まずに改善したい」
このような方は、痛みが強くなる前に一度ご相談ください。
肘だけではなく身体全体の動きを確認し、痛みを繰り返している原因を一緒に探していきます。



