起立性調節障害

  • 子供が朝なかなか起きれない
  • 午前中調子が悪いことが多い
  • 頭痛、倦怠感が強い
  • めまい、立ちくらみがある
  • 顔色が悪い

 

 

起立性調節障害(OD)とは?

起立性調節障害(OD)は、自律神経のバランスがうまくとれなくなることで、
体が思うように動かなくなる状態です。

  • 朝起きられない
  • 立ち上がると気持ち悪くなる
  • 頭痛やめまい
  • 腹痛や倦怠感など、

日によって症状の強さや出方が変わるのが特徴です。

この症状は「気持ちの問題」や「怠け」ではなく、自律神経など
体のリズムが乱れているサインです。

当院の考え方

当院では、「姿勢改善」「栄養のサポート」を軸に、
お子さん一人ひとりの状態に合わせてアプローチを行っています。

姿勢を整えて自律神経のバランスを整え、
不足しがちな栄養を補うことで、少しずつ体の調子を整えていきます。

①姿勢改善

当院に来られる起立性調節障害のお子さんには、
猫背や背中の丸まりなど、姿勢の崩れが多く見られます。

スマートフォンやゲームなどの長時間使用により、
前かがみ姿勢が続くことで胸やお腹まわりの動きが硬くなり、
呼吸が浅くなる傾向があります。

呼吸が浅くなると、脳や体に酸素が十分に行き届かず、
自律神経のバランスが乱れやすくなります。

さらに、自律神経は背骨に沿って走っているため、
猫背の状態が続くと、発達途中の交感神経と副交感神経が
うまく切り替えられず、体が常に「休めない・緊張が抜けない」状態になってしまいます。

そのため、まずは姿勢を整えて背骨の動きをしなやかに保つことで、
呼吸と循環を取り戻し、自律神経がスムーズに働ける体づくりを目指しています。

姿勢を整えることで呼吸や血流が改善し、
朝の目覚めや頭の重さ、集中力などに少しずつ良い変化が見られます。

 

 

 

 

 

② 栄養のサポート

姿勢を整えても体の回復が思うように進まない場合には、
「栄養の状態」を見直します。

成長期の子どもたちは、身長の伸びや運動量の増加に加え、
特に女子では月経の始まりによる鉄分の消耗やホルモン変化も起こりやすく、
体に必要なエネルギーや栄養の消費量が大きくなります。

食事だけでは、成長期に必要な栄養素が追いつかないことで、
体を回復させるための“材料”が不足してしまいます。
特に「たんぱく質」「鉄分」が不足すると、疲れやすさ・集中力の低下・
朝のだるさにつながりやすくなります。

そのため、食事だけでは変化が出にくい場合には、
必要に応じて、食事だけで補いきれない栄養を補助的に摂る方法
(プロテインやサプリメントの活用など)についてもサポートしていきます。

起立性調節障害(OD)で悩む子どもたちとご家族へ

「朝がつらい」「学校に行きたいけど行けない」「部活に行けない」
——そんなお子さんを目の前にして、どうすればいいのか分からない。
多くの親御さんが、同じような不安やもどかしさを感じています。

病院で治療を受けているのに、なかなか思うような変化が見られない。
そんなお子さんも少なくありません。

当院では、「病名」だけで判断せず、その子の“今”に向き合い、
「姿勢」「栄養」「生活リズム」など、日常の中でできることから
整えていくお手伝いをしています。

どうにかしてあげたい。

苦しんでいるお子さんを、少しでも楽にしてあげたい。
その気持ちは、きっとどの親御さんも同じだと思います。

私たちは、その想いに寄り添いながら、
お子さんの「今」「これから」に向き合っていきます。

焦らず、比べず、少しずつ。
その一歩を、一緒に踏み出していきましょう。